【参考資料】 書道の段位の一覧・履歴書にかける段位
書道と習字は違います。習字とは文字の書き方を学ぶためのものになり、書道とは「筆と書道用紙」を使って自己表現をする芸術のことになります。そのため書道は、綺麗な文字を書くだけではなく、書く文字に自身の感情を込め文字を崩したり、文字にデザイン性をもたすなどのいろいろな技法を使って表現しています。
日本の書道協会 日本全国の「書道協会」の数は、数多くありいろいろな流派が存在します。そんな書道協会には、大きくわけると「芸術系」と「教育系」の2種類の協会に分けることができます。
芸術系の書道協会 まずは、芸術系の書道協会が16協会あります。そんな美術系書道協会で有名なのは、「日本美術展覧会(日展)」になり、この日展は全国的な公募展をおこなっています。
教育系の書道協会 次に紹介するのは、教育系の書道協会になります。教育系の書道協会団体は、協会独自の検定試験などをおこなって、「段位や級」などを設定し書道の普及活動に努めている団体が多く存在しています。
書道研究会(学会) また、現在の日本では、「書道・文字」にかかわることなどを学会や研究会をとおして学び学術的会合を開いている団体が何カ所かあります。
日本書道協会(にほんしょどうきょうきょうかい)㈱ユーキャンの傘下団体で、1973年4月に設立された団体。設立当初は通信教育の開講、運営のみを行っていたが、1,975年8月、通信教育の受講有無にかかわらず入会が可能な正会員制度を設け、通信教育のほか、書道団体として本格的な運営を始め、展覧会や講習会等の開催、技能認定、雅号授与などを行っています。
段位とは?そんな書道の段位の位置づけを詳しく説明します。
書道の段位の位置づけとは 日本国内の書道の級・段位にレベルの基準はありません。その理由は「書を書く人の技量」を各自の流派が、各自で設けているからです。そのため、日本国内での書道の段位やそのレベルは統一されておらず、バラバラになために国家的にも認められていないためです。
書道の段位一覧書道の段位の中には、初段~5段などの数字を使った段位がたくさんあります。その中で「特待生」や「師範」といった数字以外の段もあります。この2つの段位がどんな段位なのか詳しくご紹介しましょう。
特待生とは? 書道の中での、「特待生」という段位の位置づけは、書道をしている人の年齢に応じた「部」での最高段位をとり、これ以上与える段位がない状態のときに「特待生」と呼び名が与えられています。
師範とは? 書道は、どんな流派に属していても、その大体の最高段位は「師範」になります。大体の流派では、この最高段位である師範を取得することで、「師範免許」が発行され教室を開き他の人に書道を教えることができます。
書道の段位の基準はある? 書道の段位の基準は、とても曖昧です。そんな書道の段位は、流派によって違い「段位」が存在しない団体もあります。
履歴書に書ける書道の段位 幼い頃から書道に触れ、段位を習得している方も多くいますが、この「級・段位」を履歴書などの書類にある「免許・資格欄」に記載することはできるのでしょうか。答えは「できません」
年代別での書道の段位年代で書道で取れる段位に違いがあるのでしょうか。また書道は流派により、級段位などが違ってきます。今回は、日本国内でも大きい協会である「日本教育書道連盟」を例に挙げて紹介していきます。 ・成人部は10級から始められ、流れとしては、「10級~1級→初段~十段→準師範→師範格→師範」になります。一般部の試験方法を紹介します。 段位をとるための受験費用そんな日本習字の一般の受験費用を紹介します。また書道の昇段級の試験日において、高校在学中であれば、割引した受験料で受験できます。
書道の段位での最高位は? 書道での、段位の最高位はどれにあたるのでしょうか。小・中学部などの部門などでは「特待生」でしょうか。大人の部門なら「師範」でしょうか。その答えは、どちらでもありません。なぜなら、書道の協会にはたくさんの種類があり、級・段位はその中で勝手に決めている検定になるからです。
書道は自分を成長させる 書道の段位にはたくさんの段階があり、義務教育の時代と大人でも段位の呼び名も内容も違ってきます。また、書道の協会は日本中にたくさんあるため、段位の基準が曖昧で統一されていません。そのため、履歴書の資格の欄に記載ができなかったりします。それだけでなく、書道教室が開ける「師範」の段位であっても、その基準に決まりはありません。
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